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san山野草の郷 富士見n

富士見町は山野草に恵まれた自然豊かな郷です。

これまでそのための様々な取り組みが進められてきました。

 その一つが、富士見ロータリークラブが30年ほどにわたり牽引してきた入笠山などによる山野草公園づくりです。そのリーダーである中山植物園の中山洋さんにお話しをお伺いしました。
 富士見ロータリークラブの10周年記念事業として、富士見高原にロータリーの森として白樺の植樹からはじまり、30周年からは、入笠山に山野草公園の植栽がはじまりました。この植栽にあたっては子供たちの健全育成や野外教育の視点もふくめ、ボーイスカウトや野球部の子供たち参加型で行われてきました。
 

 また、入笠山系に自生しているもの、季節ごとに楽しむことができる多種多様な山野草が植えられました。さらには絶滅した植物の種を探し、それを里親の仕組みで町内で育て、植樹するという取り組みがなされてきました。

​ 豊かな植栽は、小動物を招き、そして生態系豊かな里山は下流の諏訪湖の生態系を豊かにする、森は湖の恋人につながっています
 

記念植樹集合写真.jpg
​ 環境庁が設立されたころ、国の環境政策の一環で山野草の採取及び流通が規制される状況になりました。

 そのような中、中山洋さんは、他の山野草事業者とともに国に働きかけた結果、「自然の山野草を5年間育て、その中で増殖させたものについては流通することが可能となりました。このような過程を経て山野草を取り扱う業者が集い、全国の山野草・園芸植物の効率的な流通を目指して「日本山草」という会社が結成され、その事務所は富士見町におかれることになりました。

 良質な山野草を全国に届けるため、山野草の交換会が行われ、全国の山草業者が参加しています。この交換会は、取り扱われる品種、業種ともに山野草では我が国で最大の規模を誇るそうです。

 まさに、富士見町は日本の山野草の拠点なのです!山野草の普及に尽力されてきたみなさまに心より敬意を表したいと思います。
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