中島えりの政策
~3つの種まきと土づくり~
安心の種
安心の種
新型コロナウイルスへの万全な対応、高齢者・障害者・子どもが元気になる町へ
以下、これらの政策についての趣旨などを紹介します!
①事業者のコロナ対策・新規事業への補助金、融資の期間延長
②一人親、低所得家庭、失業者等所得に応じた支援(町民振興券&割引券など)
富士見町の事業者の中には、物を作っていて販売店を持っていない事業者は、地域振興券の対象にならなかったとの声がありました。また、地域振興券の利用も一部の事業者に利用が偏るなどの課題もあったと伺いました。
地域の事業者になるべく公平に支援の輪が行く仕組みづくり、事業者の実情を踏まえ、事業者におけるコロナ対応の取り組みやコロナを契機とした新たな事業への挑戦への補助、融資の据え置き期間の延長など、きめ細やかな支援をしていくことが重要です。
町民に配られた地域振興券は、町内の事業者からの購入を促す効果がありました。
一方で高額所得者にとっては、自らのお金を使う代わりに振興券を使うことになり、経済効果は薄いもののなります。
低所得家庭にとっては地域振興券があることで、生活を支えるものに、またはこれまではあきらめていた物を購入できる契機になるなど、当該家庭に対する福祉の向上や経済効果の点からも効果が期待されます。
これからは新型コロナウイルスにより困っている人たちによりきめ細やかな支援がいく取り組みが求められます。
③みんなのバス(すずらん号増便・無料券配布等、定額タクシー、移動販売・配達など)
富士見町では、
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お年寄りから、運転免許を返納したら移動できなくなり困る
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子育て中の保護者からは、子どもの送り迎えが大変
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子どもからは 、自由に行きたいところに行けない
と多くの方がおっしゃっています。
そこで、例えば
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デマンド交通のすずらん号
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スクールバス (日中も動かし、だれでも移動できるようにする)
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JAのお買い物バス
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富士見高原リゾートのバス
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社会福祉協議会の福祉車両
等を組み合わせ、合わせ技で、行きたいところに移動することができる「みんなのバス」が実現できないかと考えています。
また、よりきめ細やかな移動のため「定額タクシー」も有効です。
ちなみに、茅野市、諏訪市、岡谷市、下諏訪町では、自宅と指定目的地の間の定額・乗り放題のタクシー定期券が販売されたことがあります。
また、人だけでなく、「物」もバスに乗せることができるようになりました。
スクールバスには新鮮な野菜を乗せ、子供たちに安全でおいしい地産地消の給食を、また昼間は商店街からのお弁当や日用品を乗せた、移動販売車に。これにより買い物に行けないお年寄りも商店街のお店もHAPPYになります。
④条例改正等で土砂災害・自然・文化資源等破壊の恐れのある太陽光発電を食い止める
太陽光発電は二酸化炭素削減に資する再生可能エネルギーですが、今、富士見町では、様々な場所で森林伐採を伴うメガソーラーや太陽光発電の事業が計画されています。ほとんどが地域外の事業者で地域経済上のメリットもほとんどありません。
先日熱海でも大きな土砂災害がありましたが、土砂災害が懸念される場所での計画もあります。
住民のみなさんの懸念に応えていくためには、富士見町には太陽光発電設備の設置及び維持管理に関する条例がありますが、これをよりよく機能させていくための運用及び条例改正を考えていく必要があります。
事業者の計画が環境保全上、災害防止上問題がないものになっているか科学的、客観的な視点から審査するとともに、住民の理解を得るプロセスが適切に行われているか確認する第3者機関が必要です。
また、条例を改正し、
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土砂災害防止や自然・文化環境保全の観点から太陽光発電の設置を抑制する区域を拡大していくこと
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土砂災害は流域で見ていく必要があることもあり、事業者が説明する住民や関係区の範囲を広げていく必要があること
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一定規模以上の事業については社会・環境影響評価を事業者に求めていくこと
などが考えられます。
このような手法を組み合わせて、太陽光発電の無秩序な開発は食い止めていくことが必要不可欠です。
一方で、このような農地や林地をつかった太陽光発電開発の背景には、農地や森林の所有者が高齢化などにより管理することができなくなっていることもあります。
所有者の立場からは、管理するにもコストがかかるものであり、有効利用したいとの気持ちはとてもよくわかるところであります。
農地や森林を地域の中でどのように守り、引き継いで行けるのか、所有者だけでなく、集落や町として農地や森林を保全・活用していくビジョンを早急に作成し、農地を後継する仕組みづくり、森林を利活用していくビジネスや事業を立ち上げていくことが必要です
⑤生活・介護サポーター養成、高齢者の移動・付き添い支援等で元気なお年寄りを増やす
お年寄りの方が安心して暮らせるまちづくりを進めるとともに、「健康」な生活を支援していくことが重要です。
御代田町は、以前は介護が必要なお年よりの割合が長野県内でも高い町でした。町ぐるみの取り組みでお年寄りの方の介護予防の取り組みを進めた結果、日本でも有数のお年寄りが元気な町になりました。
御代田町の取り組みも参考に、お年寄りの健康づくりのための生活・介護サポーターを養成し、高齢者の方の健康づくりを支援すること、また、高齢者の方が自由に移動できるようにすることで安心して暮らすこと、生きがいを持って暮らすことができることが重要です。
現在、富士見町では、要支援等の介護認定がなければ、福祉サービスでの移動支援の対象にはなりません。 さらに要介護、要支援者であっても、家族が近くにいて送り迎えが可能であったり、タクシーが使えれば利用できないなど、様々なハードルがあり気楽に使えるサービスにはなっていません。
病院についてから付き添いが必要な場合には有償ヘルバーなど別のサービスを利用することになります。
また、社協がコーディネートしている「暮らしサポート富士見」でゴミ出しや雪かきなどはやってくれる人が多いですが、病院への送り迎えや付き添いなど運転が伴うとやってくれる人がほとんどいないそうです。
そこで、御代田町が行っているように、介護認定を受けていなくても必要があれば、気軽な形で移動支援や買い物等への付き添い支援を受けることができるように細やかな支援行うことで、介護予防をしながら、お年寄りがいつまでも元気で健康にいられるまちづくりが必要です。
⑥中学校橋の存続など住民の声に寄り添うまちづくり
中学校橋は、富士見駅前のJRの線路を渡るために、中学校に通う子供たちが毎日使っている橋です。中学生だけでなく、地元の方もよく使っていて、特に避難場所である公民館に迅速に行くためにも必要不可欠な橋です。
周辺地域の住民の方によれば、町から、中学校橋がいきなり廃止の方向になった旨の説明がなされた、決める前の相談が全くなかった伺いました。
反対の声が多くなったことから、現在町の方でも検討を始めているようですが、、、
行政はいきなり結論を住民に伝える一方通行型ではなく、なるべく早い検討段階から情報を幅広く公開し、地域のみなさまと相談をしながら、地域の住民のみなさまの声に寄り添いながら検討していくことが必要です。
これは行政側にとっては手間がかかるように思われがちですが、行政内部で様々検討を行った後に、住民からの反対があることで、再考することになれば、さらに時間を要するものになります。
行政での検討プロセスを早期に公開し、丁寧に住民の声を伺い、ニーズに寄り添うまちづくりが求められています。